サムハラサムハラ

 

 

寺田一清先生のお話を聴きに行ってきました。

(大阪福島区倫理法人会ナイトセミナー)

 

 

 

寺田先生は国民教育者の師父と敬愛される森信三先生の直弟子として、48年間に亘ってその哲学と実践を述べ伝えている方です。

 

「しつけの三か条」

「学校職場再建三原則」

「明日こそは」という合言葉。

 

あたりまえと思えることが、どれほど大切なことなのかを説いてくださいました。御年八十八歳(には絶対見えない)の先生のお言葉は心にスっと入ってきます。それぞれの解説はこちらのサイトに詳しくまとめてありましたので、ぜひご覧くださいね。

 

 

 

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75分のご講演の半ばを過ぎたころのことです。

「ここに来るのは運命だったんだ」と思える言葉が先生の口から飛び出しました。

 

 

 

 

「サムハラサムハラと僕はずっと唱えてきたんですよ」

「大阪にはサムハラという神社があるんです」

 

 

昨年夏、夫が食道がんと宣告され、早期なので根治すると言われても不安でたまらなかった時に、知人が「サムハラ神社にお詣りに行かれたらどうですか?」と教えてくれました。入院間近だったのでそのままになっているのですが、最近になって「サムハラ神社に行かなくては」とずっと気になっていたところでした。

 

 

 

 

サムハラの漢字は神様の文字で、常用漢字ではないそうです。

右上の四文字をよくごらんくださいね。

 

寺田先生は、サムハラの意味を社務所をはじめ、いろいろな方に聞かれたようです。しかし、わからず仕舞い。そこで、ご自身で考える中、4つの文字に共通点が見えてきたそうです。

 

 

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どの字にも「辛(つらい)」という文字が含まれている。

 

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そして、その意味に気づかれました。

 

 

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サ 辛さを拾い

ム 辛さを払い

ハ 辛さを拾い

ラ 辛さを抱く

 

辛いことは誰の身にも訪れます。

嫌がってそれを払うけれどども、また辛いことはやってくる。辛いことを払っているうちは、いつまでもつきまとわれますが、払うことをやめ、辛さを抱きかかえること、これが辛抱ということです。自分に都合のいいことと不都合なことを選り分ける相対の世界を超え、絶対の世界に入ることで道はひらけることを説いている、と私は考えています。

 

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サムハラサムハラ。

何かに躓いたときは、私も唱えてみようと思います。

そして、できるだけ早く、サムハラ神社へお詣りに行ってきます。

きっと運命のお導き。

ナイトセミナーにお誘いいただい皆さま、本当にありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント: 2
  • #1

    いいの (金曜日, 07 3月 2014 22:25)

    私にも「これは偶然とは思えない、運命に違いない!」と思えることがよくあります。

    それは思い過ごしかもしれません。でも運命と信じることにより、自分の行動に対する自信と、天・仏・神に護られているという安心感を抱くことができます。

    奥田さんとの出会いも、私の運命と信じています。

  • #2

    esperanza-okuda (土曜日, 15 3月 2014 00:29)

    いいのさん、お返事遅くなりました。
    年々、偶然とは思えない出来事が増えてきています。
    よく講演で言うのですが70億分の1の出逢いと考えたら、パートナーや家族、友だち、先生、同僚、そんな人たちみんな運命の出逢いなんじゃないかなと思うんです。
    そして、最近、小学校の同級生と再会するチャンスをもらえました。ぜったい運命の出逢いですよね。そう思うと楽しくなってきます。

    いいのさんとの出逢いももちろんです。
    これからどうぞどうぞよろしくお付き合いくださいね。