うろ覚えで申し訳ないのですが、十数年前に勤めていた会社で開かれた講演会でこんなお話しを聞きました。
……………
この世に生まれてくる時にね、神様はみんなに手紙を持たせてくれるんだよ。
その手紙には、何のためにこの世に生まれてきたかが書いてあるんだ。
でもね、生きている間に、その手紙を見られる人と見れない人がいるんだよ。
……………
90分の講演会、その他は何を話していたのかさっぱり覚えていません。
ですが、この話は一瞬で心に残りました。
「その手紙、見てみたい」
あれから十数年。
先日、樹木希林さんがインタビューで言われていた言葉で、またこの手紙のことを思い出しました。
「健康であることはいいことだけど、健康だと見えないものもある」
健康を失って挫折して未来を絶望して、そこから這い上がってくるために「生きる」ことに必死だった私は、ずっと「何のために生きるのか」を考え続けてきました。自分の存在価値どころか居場所すらなかったのですから。
そして現在(いま)。
健康を失ってから憧れ続けた「ふつう」を手にし、想像した以上の幸せを手に入れています。そして再び「何のために生きているのか」を考えたとき、はじめて「こうありたい自分」が見えてきました。
もし私が健康だったら、こんなに深く「生きる」ことや「生きる意味」を考えなかったと思います。
樹木希林さんの言葉でふと感じました。
「神様からの手紙」
ちらっと見たかもしれないなと。
コメントをお書きください
小川明夫 (月曜日, 19 5月 2014 00:20)
GWに高専時代の同窓会を開催しました。よくツルンデいた友人が3-4年前に舌癌で社保中央病院で放射線治療を受け、リンパ節転移した後、電話で訃報を知るのが怖くて何度か電話しようとしましたが先送り。
勇気を出して勤務先に連絡するとなんと存命で舌癌で唾液が出ないのとアルコール禁止なmんでノンアルビール用意してくれと…そしたら出席やっと。
当日、再開し空白の時間を埋めるが如くその後の治療を聞くとC型肝炎~肝がん発症二度のINFと抗がん剤治療しながら、肝臓1部分切除。こんな痛い経験初めてやけど、まだ生きてんねんと。「悪党はなかなか死なんのやで!というと。なんか、私の転勤もあったんだけど、がんでステージⅣとなると病状を知るん生存確認みたいになって怖かったことを告白しました。
そっか、といって、死ぬのは覚悟」してるけど、誰知らず消えていくのも寂しい。
まだ神さんが生きとけ言うてるんやから、まだ死なないみたいで昔みたいに誘って、抗がん剤の副作用の状況と白血球数が1万超えたら放射線受けれるんで三宮で会おうって。
しかっり、病気と正面から戦ってました。
彼は病気としっかり対峙してるのに気遣いは、僕自身の弱さだったと感じました。
来年から次々に還暦パーティをできるように人数ゼロになるまで開催で馬鹿話しtまいります。