30数年続けるということ。


兵庫県市島町で開催された「福祉梅林の集い」でボランティアコンサートをしてきました。あ、私(良子)は付き人で参上、出演したのは勝彦さんと勝彦さんのバンドのメンバー皆さんです。



「福祉梅林の集い」は丹波市内の障害者施設の皆さんと共に、34年前、丹波市連合婦人会が市島町の三塚公園内に梅林を作り、毎年収穫する梅を使って、梅酒や梅干などに加工することによって、自立した社会活動の一環にしたり、障害者も健常者も共に同じ目線で豊かに暮らしていける地域づくりを目指そうという心温まる事業で、年に一度、市内の施設が集まって餅つき大会とかコンサートとかレクリエーションをしています。

今年で34回目。

昨年は夏の豪雨災害で開催できなかったようですが、毎年、勝彦さんは市島町に演奏に来ています。34年位前は舞鶴道という高速道路は影も形もなく、神戸から雪道を3時間くらいかけていったそうです。

34年前に出逢った施設の皆さんも、年々(あたりまえですが)年をとられます。時折、「お母さんに会いにくるように言ってほしい」と複雑な思いを打ち明けられたりもしたそうです。私はお手伝いで参加するだけですが、施設の人たちが音楽を楽しまれる姿を見て、毎年、涙が込みあげてきます。

音楽の力ってすごいですね。


それでも34回。

勝彦さんはこのボランティアコンサートで兵庫県から「のじぎく賞」をもらったり、神戸から「くすのき賞」をもらったりしているんですよ。

続けるっていうことは本当にすごいことですね。